報連相のタイミングについて

報連相の適切なタイミングがわからないと悩む、新人看護師も多いのではないでしょうか。タイミングを見極めるポイントを抑えておきましょう。伝えるタイミングは、緊急度・重要度の高さによって決まります。最も緊急度・重要度が高いのは、患者の容態の急変など命や安全に関わる事柄です。相手がどんな忙しくても、即座に伝える必要があります。

トラブルが起こった場合も、速やかに伝えなければいけません。自分が失敗したなどのマイナス事項は、報告を後回しにしたくなるでしょう。でも、グッと我慢して早期に報告しましょう。早めに対処した方が解決しやすいからです。すぐに報告しておけば上司は適切なフォローができますが、知らなければ助けようがありません。そして、自分ではどうするべきかを判断できない事柄も、早めに相談するべきです。まごまごしていると仕事が前に進まず、周囲に迷惑をかけることになります。次に緊急度・重要度が高いのは、上司から指示された業務の報告です。短期間で終わる業務であれば、仕事が終わった時点で報告します。長期間にわたる業務の場合は、中間報告も必要です。

このほかにも日々の業務の中で、スケジュールに変更が起こったとき、業務の改善方法を思いついたとき、新しい情報が得られたときなど、適時報告していきます。期限が決められていないなど、緊急度が低い事柄は後回しにして、上司の手が空いているときに報告してもかまいません。自分が相手の立場なら、何をいつ報告してもらうと助かるかを想像すると、適切なタイミングをつかみやすくなります。